火曜日

slui.exeが見つからない!!!

WINDOWS EMBEDDED STANDARD 7では、slui.exeが見つかりません。
これは、仕様の問題でslui.exeは存在しません。ライセンス登録をするには、system32フォルダにあるslmgr.vbs使用することになります。

使い方は、コマンドプロンプトで slmgr.vbs /ipk xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxxのように入力します。ライセンス登録時のアクティべーションは存在しません。windows updateを使用しなければ、アクティべーション的プロセスは完全に回避できるものと考えられます。基本的に法人顧客が組み込み製品に使用するOSですので、不正使用は殆ど無いでしょう。

しかし、これは不便。しかも、コントロールパネルのシステムから登録しようとすると、「slui.exeが見つかりません。」と表示されてしまい、みっともないです。


そこで、自家製のslui.exeを作ってしまおうと言うのが今回のお話。

ここで登場するのが、vbsと、毎度おなじみmakeexeです。

makeexeはhttp://www.vector.co.jp/soft/winnt/prog/se389017.htmlからダウンロードしてください。
vbsコードは以下の通りの簡単なものです。

************************************************************************
Option Explicit
Dim x
Dim y

Dim objWShell
Set objWShell = CreateObject("WScript.Shell")
x = InputBox("プロダクト キーを入力してください。Windows Embedded Standard のプロダクトキーは、コンピューター本体あるいは説明書に貼付されたシールに記載されています。ライセンス登録を行うと、プロダクトキーがこのコンピューターに登録されます。プロダクトキーは次のように表示されます。「-」を含め29字で構成された文字列を入力します。              (例)XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX","プロダクト キー入力")

y= "slmgr.vbs /ipk"+" "+x

If x="" Then
Else
objWShell.Run y
MsgBox ("ライセンスコードを入力しました。")
End If

****************************************************************************

*****の間のコードをコピペして、slui.vbsファイルを作ります。
InputBox内の文字列は、改行があるとエラーが生じます。改行無しで作成してください。
そして、slui.vbs をmakeexeでslui.exeに変換します。最後に、slui.exeをsystem32フォルダに入れます。
slui.exeを実行すると、ライセンス登録するためのダイアログが現れるようになります。


このコードは、slmgr.vbsを利用するランチャーに過ぎませんが、slui.exeを存在させる事によりコントロール>システムからライセンス登録が出来るようになるわけです。